日銀、金融政策の据え置き決定

日銀は22─23日に開いた金融政策決定会合で、短期金利をマイナス0.1%、長期金利をゼロ%程度とする長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)付き量的・質的金融緩和政策の現状維持を賛成多数で決定した。長期国債の買い入れ額は年間80兆円をめどとしつつ、弾力的な買い入れを実施するほか、ETF(上場投資信託)やREIT(不動産投資信託)などの資産買い入れ方針も維持した。

また、同日発表した「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」では、消費増税や教育無償化の影響を除くベースで、2019年度の消費者物価(除く生鮮)の上昇率を前回(昨年10月)見通し1.4%から0.9%へ、20年度を同1.5%から1.4%へ引き下げた。

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